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ダイキョーニシカワ株式会社(広島県東広島市寺家産業団地5-1、代表取締役社長:杉山郁男、以下、ダイキョーニシカワ)は、樹脂製自動車部品の原材料の一部に、牡蠣殻の粉を使用する独自の技術を確立しました。樹脂に牡蠣殻の粉を混ぜ合わせることで、持続可能な社会の実現に貢献するものです。今後、量産車への採用に向け、さらなる技術力の向上と生産体制の整備を進めてまいります。 表面に見える黒い点が牡蠣殻 5 月に当社が発表したコンセプトモデルにも サイドのパーツに牡蠣殻混練素材を使用 牡蠣殻に着目し、石油由来の材料使用量の削減を実現 樹脂製の自動車部品を製造するダイキョーニシカワは、これまでも外装や内装に使う多くの部品を金属から樹脂に置き換えることで自動車を軽量化し、燃費の向上に取り組むなど、環境負荷の低減を推進してきました。地場産業にも貢献できる素材を探していた開発チームは、広島県が生産量日本一を誇る牡蠣の「殻」に着目し、牡蠣殻を使った樹脂製品の開発を2019年にスタートさせました。牡蠣殻の有効利用に取り組む丸栄株式会社(広島市中区十日市町)から、殻を粉末に加工したものの提供を受けるなど地場企業と連携しながら樹脂に牡蠣殻の粉末を練り込む研究・開発を行い、石油由来の樹脂の使用量を従来よりも約3~15%削減できる技術を実現しました。 ダイキョーニシカワは、今後も環境に配慮した製品の開発や事業の展開などを通じて、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを積極的に推進してまいります。 牡蠣殻混練樹脂を使用したロアパネルの試作品 【補足資料】 ジャパンモビリティーショーに出展されたコンセプトカーに搭載 2023 年 10 月 26 日(木)~11 月 5 日(日)に東京で開催されたジャパンモビリティーショーで初公開されたコンセプトカー「MAZDA ICONIC SP」のパーツの一部に、牡蠣殻混練樹脂を使用した製品が採用されました。 マツダ コンセプトカー「MAZDA ICONIC SP」 運転席にセラミック調の牡蠣殻混練樹脂のパーツを採用 画像提供 マツダ株式会社
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