資本コストや株価を意識した経営

2024年11月18日 企業価値向上に向けた取り組み

 

当社は、会社の持続的成長と中長期的な企業価値向上を目指し、資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応について、現状の分析・評価を行い、改善に向けた取り組み計画を策定、実行しております。なお、今後も毎年進捗状況を把握し、開示いたします。

現状評価・分析

  • 2014年の上場以降、2017年度にかけてはPBR1倍以上で推移していたものの、直近6年間はPBR1倍未満で停滞
  • ROEが低調であることに加え、株価も低迷
  • 投資期の当社の説明不足と認識ギャップの解消不足も要因の一つと認識

※PBRとROEは各年度末のデータを使用して算出しています。
 PBRの計算に用いた株価は、各年度末の終値を採用しています。

企業価値向上に向けた取り組み計画

  • ROE向上と株主資本コスト低減の両面からの施策を強化することで、PBRの改善につなげる

主な取り組み

成長戦略(事業戦略)

  • 売上高は、既存OEMとの取引維持拡大を図りつつ、新規OEMや新規Tier1、新規領域の開拓などをとおして持続的な成長を目指す
  • 売上高営業利益率は、CSR経営の強化を継続することにより社会課題解決への貢献を行ないながら、収益力の向上に努める
  • ROEは、収益力の向上と合わせて、株主還元の強化や手元資金の適正化等に取り組むことにより、9%の早期達成を目指す

財務戦略

  • 製品の付加価値向上や顧客拡大、新規領域への進出による売上成長を目指すとともに、グループ経営管理を強化し、収益性向上にも努める
  • 手元資金の適正化やグループ資源の有効活用により資産の効率性を高める
  • 株主還元の強化としてDOEを新たな指標として導入

非財務戦略

IRの強化

  • 財務情報と非財務情報の統合を進め、ストーリー性のある分かりやすい開示・説明を行う
  • 投資家・アナリストの皆様との対話の機会を増やし、建設的な対話を行っていくことにより、企業価値向上につなげる
  • 対話を通じていただいたご意見・ご要望を適切に社内にフィードバックし、経営やIRの改善につなげる

ESG活動の強化

  • 2027年度のCO2排出量45%減少(2013年度比)を目指し、省エネ活動に加えて再生可能エネルギーの導入を積極的に推進
  • 2027年度目標の達成に向けて、D&I推進プロジェクトや階層別教育の実施、エンゲージメントサーベイの導入に向けた準備を行う
  • 取締役会の実効性向上に継続的に取り組むとともに、人権デューデリジェンスの構築に向けた対応を進める