廃棄ロス削減の取組み

方針・考え方

プラスチックの廃棄ロスゼロ化に向け、ものづくりに関わる全部門から成るクロスファンクションチームによる「廃棄ロス削減委員会」を毎月開催し、循環型社会の実現に向けた全社のリード役となり、生産工程における廃棄ロス削減の推進やマテリアルリサイクルの推進に取り組んでいます。

廃棄ロスを最小化させるため、2020年から全社活動をスタート

廃棄ロス削減の主な取組み

  • 製造過程の歩留まりロス、材料替えロスの極小化、不良発生源対策の推進
  • マテリアルリサイクルの推進

廃棄ロスの発生源対策として、シミュレーション技術を取り入れた不良発生のメカニズム解明と対策による不良ゼロ化、材料替えの標準化や材料統合の推進などによる段替えロスの極小化に取り組んでいます。また、製造過程での歩留まりロス削減やマテリアルリサイクルの推進として、再生材活用による性能や品質の検証により、リサイクル可能材料の拡大などを推進しています。

①発生源対策活動(不良ゼロ化活動)②2021年度 廃棄削減活動

今後の取組み

  • 廃棄ロス削減の着眼点の更なる進化
  • リサイクルセンターの設置(サプライチェーンを含めたマテリアルリサイクル拡大)
  • 現在再生利用できない材料の再生・循環により、廃棄ゼロに挑戦
  • 植物由来材料の活用拡大

廃棄ロスゼロ化の実現において、塗装製品などの複合材のリサイクルが大きな課題となりますが、これら複合材を分離する技術開発と、その技術を備えたリサイクルセンターの設置に取り組んでいます。さらには市場回収品のサーキュラーエコノミーに向け、リサイクルセンターを主軸に複合材分離技術と材料ブレンド技術を活用し、マテリアルリサイクルの実現にも取り組みます。

①リサイクルセンター設置へ向けて ②サーキュラーエコノミーへ革新