緻密な燃焼制御が求められる内燃機関は、永く自動車の動力源として開発が進められてきましたが、高温になるばかりか燃料や潤滑などの油脂が多く使われるため、樹脂製部品は不向きであると考えられていました。私たちはその課題を一つ一つ粘り強く克服し、樹脂製エンジン部品の開発を進めてきました。その過程で積み上げられたノウハウや知見は、今後も活かし続けていきます。
オイルストレーナー
軽量、安価、高性能に加えて、設計の自由度が大幅に向上
エンジンごとに異なる内部構造に対し、樹脂の特性を活かして、どんな走行状態でもエンジンの潤滑を行えるよう、構造やメッシュのレイアウトを最適化した製品を提供しています。また、形状や細かいメッシュ部分を実現する工法やノウハウを持ち、樹脂製オイルストレーナーではトップクラスのシェアを誇っています。
インテークマニホールド
樹脂の持つ特長を活かした軽量、高性能(軸流、等長)、低価格な吸気多岐管
樹脂製インテークマニホールドの開発では、機能、性能検証を解析により、最適な構造の提案を行っています。複雑な構造に対しても、当社の保有する様々な工法を組み合わせ、性能を最大限に引き出す妥協のない製品を提供しています。
エンジンカバー
多様な工法を用いて高外観・高剛性・軽量化を実現
ボンネットを開けた時の意匠性向上に加え、遮音・断熱などを目的に、成形・塗装・印刷などの卓越した技術によって樹脂製の高品質のカバーを提供しています。また、カバーの製造工法に発泡成形工法を用いることで製品の軽量化に加え、エンジン音の遮音・断熱の性能向上に貢献しています。